ニフティは5月7日、ISPやSaaS事業者などのサービス事業者向けに、メールプラットフォームのOEMサービスを開始した。同サービスを利用することで、事業者は自社で設備を構築・運用することなく、短期間で自社ブランドのメールサービスを提供することができる。

同サービスは、同社が@nifty会員向けのメールサービスや、企業向けのメールサービス「ニフティクラウド ベーシックホスティング」などで培ったノウハウをもとにしたもの。

利用者向け機能としては、基本的なメールボックス機能に加え、迷惑メールフィルターやウイルスフィルター、PCや従来型携帯電話からスマートフォン・タブレットまで対応したWebメールなどの付加サービスを備えている。また、サービス事業者向け機能としては、利用者のアカウントや付加サービスの設定が可能な専用の管理画面と24時間365日対応のテクニカルサポート窓口が提供される。

OEMサービスの提供例:同一ドメインで複数人にメールサービスを提供する場合

OEMサービスの提供例:利用者のドメインでメールサービスを提供する場合

OEMサービス提供の第一弾はブランドダイアログで、同社の提供するクラウド型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite」のメールサービス「GRIDYメール powered by NIFTY Cloud」として、今年の夏ごろに提供が開始される予定。