IBM

IBMは4月11日(米国時間)、エンタープライズ(ビッグデータ処理、サーバ、ストレージ、ミドルウェア)におけるフラッシュ技術の採用促進を狙い、同分野に対して10億米ドル規模の投資を行なっていることを発表した。フラッシュ技術の研究開発を進め、フラッシュ技術に関する設計、製作、統合などに関する技術力の向上を目指す。

IBMはこの動きを促進する取り組みとして、世界中の12ヶ所に技術センターに設置する計画を進めていることも発表。顧客が実際にフラッシュ技術に関する概念実証に取り組める場所としての提供を検討しているという。設置場所は日本をはじめ中国、フランス、ドイツ、インド、シンガポール、南米、英国、米国などが想定されている。同日、IBMは買収したTexas Memory Systemsの技術をベースとしたフラッシュストレージ搭載FlashSystemシリーズを発表。同分野への取り組みをアピールした。

フラッシュストレージは既存のハードディスクと比較して衝撃などに強く、アクセス速度も高速という特徴がある。すでにスマートフォンやタブレットデバイスなどコンシューマ市場向けのプロダクトでは広く採用されている。