伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は3月19日、仮想環境を活用したクラウドサービスを提供している企業向けに、ソフトウェアを使用してサーバ、ストレージ、ネットワークなどのリソースを統合的に管理する仮想ITインフラソリューション「vDeps」の販売を開始すると発表した。

vDeps は、サーバ統合のための仮想化環境と各種リソースを管理するソフトウェアを、仮想的なデータセンター環境として一体化したITインフラソリューションで、VMwareのVMware vCloud Directorを管理ソフトに採用しており、リソースの自動構成機能やモニタリング機能を利用できる。

これらにより、導入企業は、Webポータルを通した仮想マシンの準備やディスクイメージの管理等、ITソースを準備することが可能になる。

vDeps システム構成図

CTCは、プライベートクラウドとパブリッククラウドの相互運用を実現するVMwareの認定資格「VMware vCloud Powered サービスプロバイダ」を国内で初めて取得しており、VMware vCloud Director を採用した自社開発のIaaS サービス「cloudage CUVIC OnDemand」や研究開発向けの独自の社内クラウドサービスを提供している。

同社では今後、研究開発部門のある製造業や、企業向けにIT リソースを提供している情報サービス業者、通信事業者向けにvDepsを営業展開していく。