2013年の年頭にあたり、ソフトバンク 代表取締役社長 孫 正義氏は、以下の年頭所感を発表した。

あけましておめでとうございます。

昨年は、当社にとって大きな転換点となる1年でした。

モバイル事業においては、これまで、電波がつながらないじゃないかと、多くのお客さまから叱咤激励を頂いてきましたが、やっと念願のプラチナバンドの認可を得て、昨年7月25日から電波の運用を開始することができました。またSoftBank 4G LTEなどの次世代高速通信サービスも本格的に開始し、お客さまにその快適な通信速度を体感いただけるようになりました。

もちろん基地局は一朝一夕にできませんが、私たちは、世界でも最も速いペースで、基地局を建設しております。昨年に引き続き、プラチナバンド、SoftBank 4G LTEなどさまざまな通信サービスを、より広く、より速くしていくことで、ソフトバンクのお客さまに最高のネットワークを整備し、それを最大限生かせる最高の端末、最高のサービスを提供していきます。皆さまに、新しいモバイルインターネットの世界を思う存分楽しんでいただけるよう、これからもグループ一丸となってたゆみない努力を続けてまいる所存です。

また昨年、イー・アクセスとの経営統合、そして米国のスプリント・ネクステル・コーポレーションの戦略的買収を発表させていただきました。ソフトバンクグループにこの2社が加わることで、グループ全体のモバイル事業の売り上げ規模は世界3位となります。

私たちは、通信事業はもとより、世界中で数多くのインターネットサービスを提供し、情報通信産業をリードしてきました。今年はさらに米国市場に挑戦し、第一歩を踏み出す重要な年となり、本格的なグローバル展開の初年度として新たなステージに立つことになります。とても大きなチャレンジですが、新しい仲間たちと、切磋琢磨しながら、私たちの経営理念「情報革命で人々を幸せに」をより大きな次元でとことん追求していきたいと思っています。心強い仲間を得て、これからどのような事業展開ができるかと考えると本当にワクワクしてきます。

近年、情報通信産業は世界中の人々のライフスタイルを大きく変えてきました。今やあらゆる産業の中でも、人々の生活に最も大きな影響を及ぼす産業の一つとなっています。テクノロジーの進化に伴い、今後もその傾向はさらに強まるでしょう。

私たちは、日本でも、世界でもまだまだ力不足ですが、世界中のより多くの人々に幸せになってもらいたい、この想いを実現するため、全社一丸となって邁進してまいります。今年もさらに挑戦し、進化してゆくソフトバンクグループに、どうぞご期待ください。