続いて、もっとも気になるポイント(?)である、ユーザー インタフェースについて見て行こう。

ログオンすると最初に表示するのはデスクトップ画面だが、タスクバーから[スタート]ボタンがなくなったのは、Windows 8と同様である。そして、タスクバーに最初から登録してあるのは、[サーバーマネージャ][PowerShell][エクスプローラ(ライブラリ)]の3点だ。

Windows Server 2012にログオンすると表示するデスクトップ画面

こちらは、Windowsキーを押すと現れる[スタート]画面で、Windows 8のそれと似ている

タスクバーに最初から登録してあることからすると、Windows Server 2012では従来以上に、PowerShellを前面に押し出して、積極的に使ってもらいたいと考えているように見受けられる。今すぐWindows Server 2012に移行するのでなくても、今のうちにPowerShellに慣れておくと、後で役に立ちそうだ。

なお、シャットダウンや再起動には、以下の方法がある。

* 画面右下隅にマウスカーソルを移動してチャームを表示させる。その中から[設定]をクリックすると現れる一覧に[電源]があるので、それをクリックする。この操作によって表示するメニューから、シャットダウン、あるいは再起動を指示する仕組みだ。シャットダウンを指示した場合、どういう理由でシャットダウンするのかを選択する必要があるのは従来と同様である

* 電源ボタンを押す。ただし、これはシャットダウンしかできない

* コマンドプロンプトでshutdownコマンドを使用する

Windows Server 2012では、シャットダウンはチャームの中にある[設定]以下の[電源]を使って行う