アドバンスト・メディアは10月12日、小売りメーカー、酒類・水産・青果など卸売業、物流・倉庫業などにおいて、FAXや伝票・メモ書きなどでの受注伝票入力処理業務の際、音声認識技術AmiVoiceを活用し、手書き伝票や受注伝票などのデータ入力の効率化を図るパッケージシステム「AmiVoice OrderEntry」を発売すると発表した。価格は50万円(税別)。

FAX受注・音声入力データエントリーシステム「AmiVoice OrderEntry」概要

現在、企業の受注処理形態は、WEBなどによるシステム構築をしている一方、企業の受注受付処理業務については、「FAXが便利」というユーザーニーズも根強く、業種によってはFAXによる受付処理が中心となっているところもある。しかし、FAX受注処理では、受信後の仕分け処理、入力後のFAX処理及びファイリング処理を手作業で行っているのが現状となっている。

本システムを使用することにより、受注処理業務のなかで、自社コード、自社商品、得意先コードなどの受注登録に必要な情報を話すだけで入力が可能となる。これによりキーボードを使用することなくパソコンに向かって話すだけで入力が可能なため、業務の効率化を実現する。また、音声で入力したデータをCSV形式で出力し、既存の販売管理システムの連携も可能。

「AmiVoice OrderEntry」CSV出力機能

得意先名、品目名など各種設定項目を話すだけで検索することも可能で、得意先名ごとに、取扱い品目並びに履歴を作成し、声で検索を行える。受注登録したデータを一覧にして閲覧できるため、音声で入力したデータの内容が間違っていないかのチェックを容易に実施可能。

さらに、システムはクライアント・サーバ構成のみならず、システム運用の規模に合わせた通信不要のスタンドアロンも用意している。