新日鉄住金は10月4日、子会社のSouthern Tubeが米国のWSPヒューストンOCTGの油井管の熱処理・継手加工などの工場設備を買収すると発表した。

買収金額は約34億円で、買収後は追加設備投資を行い、2015年度をめどに本格商業生産を開始する予定だとしている。

同社では買収の目的として、米国での油井管の消費・成長を見込み、エネルギー関連の鋼材による油井管需要に応えるという点を挙げている。今回、熱処理・継手加工などの工場設備を買収し、追加設備投資を行うことで、過酷な環境にも対応可能なハイエンド油井管を製造するという。