富士ゼロックスは、インターネットを介してドキュメント共有環境を提供する月額課金制のクラウドサービス「Working Folder(ワーキングフォルダー)」のユーザーインタフェースの英語対応や、ユーザー登録数、最大容量の拡大など機能を強化し、9月28日より提供を開始すると発表した。

同サービスは、クラウドを活用してオフィスとモバイル環境下でドキュメントの共有を実現し、情報活用を図ることができるツール。チーム内や異企業間など、組織的なグループワークにおいて利用されるドキュメントの円滑な流通と情報活用によるコラボレーションや協業を促進し、迅速な意思決定と業務の効率化に貢献する。

「Working Folder」サービス

機能の強化により、これまで日本語環境のみでしか使用できなかった「Working Folder」のユーザーインタフェースが、顧客の使用言語に合わせて、日本語または英語の選択が可能となった。グローバル化が進展する企業環境において、英語ベースでの情報共有環境も求められる中、顧客が使いやすい言語を選択することで快適な操作環境を提供し、より効果的なコミュニケーションを支援する。

また、フォルダーやファイルを格納・共有する「キャビネット」へのユーザー登録可能数を従来の100名から500名に拡大。格納できる最大容量を従来の100GBから500GBへ拡大。アップロード可能なファイル容量も1ファイルあたり従来の100MBから最大500MBに拡大した。

「Working Folder」サービスモデルの概要

このたびのアップデートに際してMac OSに対応。それに合わせてクリエイティブワークにおける音声や動画、版下原稿などの大容量ファイルのアップロードも可能となった。さらに、管理者機能の強化により、ユーザーの登録方法も、従来は一人ひとり登録画面から入力する必要があったが、CSV形式のファイル指定による一括でのユーザー登録やユーザーの一括登録解除機能を追加した。

加えて、IPアドレスによるアクセス制限も可能とすることでセキュリティーを向上。より組織的かつ大規模な利用環境において、管理者の運用管理業務をサポートする。