Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

Ubuntuが代替インストールとして提供しているAlternete CDがなくなるかもしれない。UbuntuのエンジニアマネージャであるSteve Langasek氏が27日(協定世界時)、開発メーリングリストにおいてAlternete CDの廃止を提案している。

Ubuntuではリリース時に様々な用途を想定して、多様なインストールイメージを提供している。Alternete CDもその中のひとつで、主にソフトウェアRAIDを組む際やLVM(Logical Volume Manager)、ファイルシステムを暗号化する際などに利用されている。

Langasek氏によると、現在提供しているイメージの数を減らして通常のデスクトップイメージの利便性を向上させるために、今回の提案を行ったという。計画では次期リリースであるUbuntu 12.10で、Alternateインストーラの廃止を行うとしている。すでにデスクトップインストーラのパーティションガイドにおいて、手動でLVM及びファイルシステムの暗号化が行えるようになっているという。

ただし、ソフトウェアRAIDについてはまだサポートされていないため、UbuntuでRAIDを使用したいユーザは、Ubuntu 12.04のAlternate CDを使用するか、Ubuntu 12.10を通常インストールした後にRAID環境を手動でセットアップすることになるとしている。