NECは7月2日、ネットワーク制御技術「OpenFlow/Software Defined Network(以下、SDN)」に対応した「UNIVERGE PFシリーズ」(プログラマブルフロー)のプログラマブルフロー・コントローラ「UNIVERGE PF6800」(以下、PFC)と、プログラマブルフロー・スイッチ「UNIVERGE PF5240」の機能を強化し、7月2日から販売・出荷すると発表した。

現在、クラウドデータセンタや企業のネットワークにおいて、OpenFlow技術でネットワークを仮想化し、導入コストや運用コストの低減、セキュリティ・品質の向上を実現したいというニーズが高まっている。今回の機能強化は、こうした市場ニーズに対応するもの。 製品の特長は、大規模クラウドデータセンタなどにおける複数のPFCの統合管理を実現するとともに、ユーザが容易に仮想テナントネットワーク(以下、VTN)を設計構築できるGUI管理画面ツールや、外部の運用管理アプリケーションとの連携を可能とするAPI機能を追加している点。これにより、プログラマブルフロー以外のシステムとの連携が可能となる。

「UNIVERGE PFシリーズ」特徴

なお、今回機能強化したプログラマブルフロー・コントローラ「UNIVERGE PF6800」は、NTTコミュニケーションズの、新しいクラウドサービス、「Bizホスティング Enterprise Cloud」の基盤の一部として採用されたという。