ラリタンは6月21日、同社のDominion KX II KVM-over-IPスイッチの新バージョン「Dominion KX II 2.5」が複数のビデオインタフェースを同時にサポートするテクノロジーを搭載したことを発表した。

これにより、IT管理者はデータセンタ、ラボ、拠点の、より広範囲なサーバ、PC、ワークステーション、ビデオカード、その他デバイスへのリモートからのアクセス、制御が可能になる。

「Dominion KX II」

アナログのみをサポートする「KVM-over-IP スイッチ」と異なり、Dominion KX II は単一のKVM-over-IPスイッチを通じてアナログ(VGA)とデジタルビデオ(DVI、HDMI、DisplayPort) の両方をサポートする。

新バージョン発表に伴い、サーバのキーボード、ビデオ、マウスポートを Dominion KX II に接続するCIM(コンピュータインタフェースモジュール) の、DVI、HDMI、DisplayPort用もそれぞれ発売される。

これらはデジタル/アナログ変換アダプタをサーバやデバイスごとに別途購入する場合に比べて費用面でも優れており、アダプタに必要な配線や電源にかかるコストも削減。

発売開始となるデジタルCIMは、デジタルDVI-D対応の「D2CIM-DVUSB-DVI」、デジタルHDMI対応の「デジタルHDMI対応」、デジタルDisplayPort対応「D2CIM-DVUSB-DP」の3種類。

「D2CIM-DVUSB-DP」