米Twitterが公式ブログで、6月21日(米国時間)に起こった大規模なサービス障害について説明している。ネット上では原因として、ハッカー攻撃、本社移転、サッカー欧州選手権やGIFアバターの影響などが挙げらていたが、同社はこれらを否定し、連鎖的に問題を広げるバグによって引き起こされたとしている。

6月21日の午前9:00(PDT)頃から、すべてのWebユーザーがTwitterにアクセスできなくなり、モバイルアプリに新しいツイートが表示されなくなった。午前10:10ごろに復旧し始めたものの、午前10:40に再びダウン。完全に回復したのは午前11:08だった。Twitterは原因を”cascading bug”としている。一つソフトウエア要素に影響がとどまらず、連なる滝(cascade)のように他の要素にも影響が広がり、全てのユーザーをトラブルに巻き込む。サービス障害を察知してからTwitterは、直前の安定版にロールバックするなどの対策を講じたという。

過去6カ月にTwitterは、安定率が低いときでも99.96%、度々99.99%に達するなど過去最高の状態を維持していた。