大日本印刷(DNP)は、小型で記録媒体にSDメモリーカードを採用した防犯カメラ用レコーダーを7月より発売すると発表した。サンプル価格は10万円程度を予定している。

小型SDカードビデオレコーダー(型番:DREC-401S)

同製品は、画像補正アルゴリズムを搭載したコントラスト補正ICを採用しており、建物の出入り口や屋外などの逆光環境や、夜間や暗い場所で撮影された防犯カメラの映像でも見やすく補正して記録することができる。ゲート装置などハードディスクタイプでは支障のある振動の多い機器への取り付けも可能。

また、コントラスト補正機能により、逆光や夜間などの悪条件下で撮影した映像も、見やすく補正する。ハードディスクタイプのような動作音がないため、静かな店舗内への設置も可能だという。

同製品は、カメラを4台まで接続可能で、4画面分割、自動スキャン(カメラを順番切替)の画面構成が選択でき、生成された録画ファイルはSDメモリーカードで取り出すほか、LAN経由での取得もできる。

そのほか、トリガ入力端子があるため、各種センサーの接続により、例えば人感センサーなどに連動させた録画が可能。

ファイル形式はAVIで、パソコンの標準ソフトで再生でき、32GバイトのSDHCカードを使用した場合、6~300時間(フレームレートに依存)の録画ができる。

同製品の主な仕様は、外形寸法がW100×D130×H40mm(突起部を除く)、重量が約400g、使用温度範囲が摂氏0~60度、画像サイズがVGA/QVGAから選択可能、フレームレートは30fps/15fps/10fps/5fps/3fps/1fpsから選択できる。