Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

Mark Shuttleworth氏は23日(米国時間)、Ubuntu 12.10の開発コード名をブログで発表した。10月にリリース予定のUbuntu 12.10の開発コード名は「Quantal Quetzal」。日本語に訳すと量子のケツァール、といった意味合いとなる。

Ubuntuの開発コード名は「形容詞 名詞」という規則に則って決められている。また、形容詞はリリースの目的やイメージとあっていること、名詞は動物の名前であること、頭文字が同じアルファベットであること、頭文字は前リリースにつけられた頭文字の次のアルファベットを使用することなどの要素が取り入れられている。Ubuntu 12.04 LTSの開発コード名(Precise Pangolin)には「P」が使われているため、ubuntu 12.10では「Q」が使用されている。

開発コード名につけられた動物、ケツァールは中南米に生息している鳥で、羽がきらめく緑色をしている。Shuttleworth氏は他にも候補として「Queer Quokka」(奇妙なクワッカワラビー)があがっていたが、12.10ではテーマやタイポグラフィのリフレッシュなどを目指しており、カラフルで明るい感じを出すために体毛が茶色であるクワッカワラビーを却下している。また、「Quantal」については、Ubuntuが採用している仮想ネットワークである「Quantum」からきている。

「Quantal Quetzal」の開発スケジュールは、ドラフト版であるがすでに発表されており、スケジュールでは10月18日をリリース日としている。