リオは3月23日、複数拠点を持つ企業や自治体、研究機関向けに、災害時に安否確認と災害情報を自動発信する災害時自動位置通報サービス「BCPプラスワン Emergency Finder」を3月30日より開始すると発表した。

東日本大震災のような大災害の発生時には、基地局の破損事故やシステムダウンを回避するための通信規制などにより、既存の安否確認サービスでは十分に機能しない場合がある。同サービスでは、災害が発生して通信困難状態になる前に自動的に被災時点の居場所を通知する「災害時位置通知サービス」と管理者から従業員へ安否確認メールを一斉送信し、その応答をリアルタイムに集計する「安否確認サービス」を提供する。

災害時位置通知サービス

安否確認サービス

安否確認は、緊急地震速報(特定非営利活動法人リアルタイム地震情報利用協議会より配信)の着信をトリガーとして、スマートフォンに内蔵されるGPS機能で自動的に職場や家族へ居場所が通報される。緊急地震速報は震災発生の数秒前に着信されるため、通信キャリアの通信規制の対象となる前に通知が可能。同時に、被災場所から目的地への徒歩による帰宅ルートと地図をダウンロードする「自動帰宅ルート取得機能」も提供される。

価格は、50ライセンスで1万5,750円から。