An ARM GNU/Linux box for $25. Take a byte!

Raspberry Pi (ラズベリーパイ)財団が、「Raspberry Pi」専用のFedora Remixを公開した。Raspberry Pi財団は、英国で設立された団体で、インターネットを使用するためにPCに数百ポンドも支払うような環境をなくすことを目的としている。Raspberry Piは、財団によって開発されているARMコアベースの小型PC。非常に安価で提供されており、日本でもRSコンポーネンツが販売を予定している。

公開されたFedora Remixは、Fedora ARMプロジェクトが開発しているFedora 14がベースとなっている。収録されているソフトウェアパッケージもFedora ARMプロジェクトをベースとしているが、ライセンスの問題でVideoCore GPUにアクセスするためのライブラリなど、Fedora公式のパッケージが一部含まれていないという。

Fedora Remixには、2つのデスクトップ環境(XFCE/LXDE)やプログラム言語、システムツールなど640以上のソフトウェアが収録されている。また、Fedora ARMリポジトリから1600以上のソフトウェアを取得できるという。

現在Fedora 14を提供しているが、Fedora ARMプロジェクトが現在Fedora 17のARM対応を進めており、Raspberry Pi財団もFedora ARMプロジェクトに合わせて今年の5月にFedora Remix 17を提供したいとしている。