日本オラクルは3月1日、顧客が所有するデータベース・マシン「Oracle Exadata」を同社の専門技術者が遠隔地から監視および運用管理を行うクラウド型の運用管理サービス「Oracle Exadata On Demand」を提供開始すると発表した。

同サービスでは、顧客のデータセンターや日本オラクルのパートナー企業のデータセンター、あるいはオラクルのデータセンターに設置された「Oracle Exadata Database Machine」によるシステムを、専門の技術者がグローバルな体制で24時間365日システムの監視、運用管理を行う。

加えて、必要なパッチの適用、ハードウェアとソフトウェアの双方におけるさまざまな修正・変更を、顧客のシステム利用環境の変化に合わせて、計画的かつ適時適切に行う。これにより、顧客のミッション・クリティカルなシステムの安定的かつ高い性能による稼働を維持し、障害を未然に防止する。

同社のサービス担当者が顧客に対して定期的な報告、ご相談、必要に応じて改善提案を行う「ガバナンスサービス」も提供する。

提供形態は、顧客のデータセンターにシステムを設置してオラクルの技術者が遠隔地からサービス提供する「@Customer (アットカスタマー)モデル」、パートナーのデータセンターにシステムを設置してオラクルの技術者が遠隔地からサービス提供する「@Partner (アットパートナー)モデル」、オラクルのデータセンターにシステムを設置してオラクルの技術者が遠隔地からサービス提供する「@Oracle (アットオラクル)モデル」の3種類がある。

参考価格は、「Exadata On Demand@Customer」が年間855万9,734円から、「ガバナンスサービス」が年間835万4,203円からとなっている(いずれも税込)。