ファミリーネット・ジャパン(以下、FNJ)とユビキタスは2月29日、共同で「電力見える化」の実証実験を実施すると発表した。同実験では、コンセント単位で消費電力量の確認を行う。

同実証実験は、FNJが展開するエネルギーを可視化する化サービス「me-eco(ミエコ)」と、ユビキタスが開発した無線LAN搭載電源タップ「iRemoTap(アイリモタップ)」とクラウドサービスを連携させた電力可視化ソリューションを用いて、「me-eco」の拡充を目的とするもの。

「me-eco」の画面イメージ

従来の電力可視化サービスでは、部屋やCTセンサー(電流センサー)単位で電力利用状況を把握できたが、家電単位で利用状況を可視化するには至っていなかった。

そこで、コンセント単位での消費電力量の確認ができるユビキタスの「iRemoTap」にFNJが着目、今回の共同実証実験の運びとなった。「iRemoTap」はコンセント単位による遠隔操作も可能なため、省エネ実効性を向上させ、可視化サービスとしての機能強化を図る。

同実証実験には、KDDIがソリューションプロバイダーとして参画し、両社と共同で電力可視化ソリューションの提供実現に向けた検証などに協力する。