リコーは、液晶方式による明るい映像投影とワイヤレス投写などネットワーク機能が充実した明るさ5,500ルーメンの「IPSiO(イプシオ)PJ WX6170N」と、明るさ6,000ルーメンの「IPSiO PJ WX6180N」のハイエンドモデルプロジェクタ2機種を、2月2日より発売すると発表した。価格はオープンで、市場想定価格はいずれも67万1,000円程度。

「IPSiO PJ WX6170N/X6180N」(オプションの「IPSiO PJ 標準レンズ タイプ1」を装着)

これらは、企業や文教市場における大ホール・会議室・講堂などの幅広い利用シーンで顧客のニーズに対応するハイエンドモデル。3LCD方式を採用し、設置場所に応じ5種類のオプションレンズを用意し、投写位置の調整が可能なレンズシフト機能、天井や床など、どの方向にでも投写が可能な360度チルトフリー機能の搭載など、設置の自由度を高めている。

さらに、プロジェクタを上下左右に最大4台まで並べて投写可能なスタック設置に対応し、それぞれの画面を重ね合わせた投写により、最大24,000ルーメン相当の高輝度投写や、1台が故障しても他のプロジェクタで継続して投写する冗長化も実現した。

また、有線/無線LANでのPC画面の投写に加え、LANに接続された他のPCやサーバに保存してある静止画や動画のファイルを投写したり、投写中の画面を他のPCにも同時表示したりすることができるなどネットワーク機能も充実している。

インタフェースとしてはほかに、D-Sub、RCAピンジャック、S-VIDEO、HDMI、Display Port、USBなどを備える。

WX6170Nは、リアル解像度が1,280×800ドット(WXGA)、アスペクト比は16:10。X6180Nは、リアル解像度が1,024×768ドット(XGA)、アスペクト比は4:3となっており、どちらもコントラスト比が2,000:1、投写画面サイズは40~500型、外形寸法はW499×D368×H164mm、質量は約7.7kg。