Novell

SUSEは7月18日(ドイツ時間)、Xamarinとパートナーシップを締結し、Monoを活用している顧客に対してサポートの提供やプロダクトの提供を実施していくことを発表した。「Mono」、「MonoTouch」、「Mono for Android」、「Mono for Visual Studio」の4つのプロダクトの知的財産権はXamarinが獲得。以後、同プロダクトの開発や販売、サポートの提供はXamarinから実施されることになる。

これまでMonoの開発を支援してきたのはNovell。NovellはAttachmateによって買収され、最終的にMono関係の主要開発者は解雇された。解雇された開発者らは新会社「Xamarin」を立ち上げ、開発の継続を発表。今年中にはC#で開発したプロダクトをiPhoneやiPadのネイティブアプリに変換できるプロダクトを発表すると明かすなど、野心的な取り組みを進めている。

SUSEはAttachmateグループの事業部門のひとつ。従来のNovellに相当する。結局のところMonoを巡る開発やサポートの懸念は、NovellにいたMono開発者がMono専用の会社を設立してSUSEの代わりに開発やサポートサービスを提供することで落ち着いたことになる。