米VMwareは3月8日、オープンソースのビジュアル開発ツールベンダー米WaveMakerを買収したことを発表した。金額など詳細は非公開。SpringSourceと連携し、VMwareのクラウドアプリケーション戦略を強化すると説明している。

WaveMakerはWeb/クラウドアプリケーションを迅速に構築・実装できるビジュアル開発ツール。開発作業をWebブラウザ上で行える点が大きな特徴の1つで、ドラッグ&ドロップでのアプリケーションアセンブリ、1クリックでのデータベースインポート、ライブデータプレビューなどの機能も備える。サポート付きの「Enterprise Edition」のほか、オープンソース版を「Community Edition」としてApache Licenseの下で提供している。

VMwareはWaveMakerを取得し、SpringSource事業を強化する。WaveMakerはすでにSpringに対応しているが、今後、「Spring Roo」、「Grail」などのSpringプロダクトとの連携を強化する。

WaveMaker Community Editionの画面