キヤノンマーケティングジャパンは、キヤノン電子製ハンディターミナル「PRea(プレア)」の新製品として、接触型ICのクレジット決済が可能な薄型ハンディターミナル「AT-3300」を4月1日より発売すると発表した。価格は33万円(税別)から。

ハンディターミナル「AT-3300」

新製品は、東芝テックからの市場ニーズとマーケティングノウハウを基に開発し、百貨店や専門店、飲食店などにおけるクレジット決済を、レジや支払窓口に戻ることなくその場で処理できる。また、店舗内だけでなく配達先での決済や勤怠管理などにも対応するという。

決済の種類は、従来の「磁気クレジット決済」に加え、「接触ICクレジット決済」にも対応。ICクレジットカード端末の国際標準規格EMV Level1/Level2およびPCI PED2.1にも対応する予定だという。

暗証番号用のキーパッドは、本体上部に逆さに配置され、本体の向きを変えずにそのままユーザーは暗証番号を入力することができる。

液晶は、グレア処理された感圧式タッチパネルの3.5型半透過型TFTカラーLCD(バックライト付き)で、解像度は240×320ドット。インタフェースは、IEEE802.11a/b/g対応無線LAN、Bluetooth ver2.1+EDR、IrDA、USB 2.0。バッテリ駆動時間は10時間。外形寸法は、D199×W76×H29mm、重量は約330g。