富士ゼロックスは、エンジニアリング市場向けフラグシップ機として、A0サイズ9枚/分の出力が可能なデジタル複合機「DocuWide 9095α」を2月4日から発売すると発表した。価格は1,480万円(税別)。

「DocuWide 9095α」

「DocuWide 9095α」は、原稿の電子化ニーズに対応して、これまでフルカラーのファイルでしか保存できなかったハイライト原稿が赤・黒のスキャンデータとして保存できる赤黒スキャン機能を搭載し、スキャン機能を拡充した。また、オフィス向け複合機「ApeosPortシリーズ」などと同様の、10.4型の大型カラータッチパネルを搭載、グラフィックを多用するなど操作パネルのデザインを一新した。コピー画面には、原稿サイズに合わせて用紙・倍率を自動選択するオートモードと、手動で各種の設定ができるマニュアルモードを用意。追加コピー機能を使えば、直前にコピーした原稿を再度読み込ませることなく出力したり、倍率や濃度など設定を変えて追加コピーすることも可能。

「マルチ送信」機能を標準装備しており、操作パネルからの指示で、スキャン文書をPCの共有フォルダに保存したり、本体からプリントしたり、ネットワーク上の複合機やプリンタに出力することができる。

印刷スピードは、A0(タテ)9枚/分、A1(ヨコ)17枚/分、A4(ヨコ)は37枚/分で、スキャナの最大解像度は600×600dpiで、解像度が300dpi以下の場合、読み込み速度はフルカラー/赤黒/モノクロともに152.4mm/秒。

プリント解像度は400×400dpi、給紙はロール紙が2段、カット紙が一段、手差しが一段。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T。占有面積はW4,715×D3,715mm。