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HTTPSで提供されているコンテンツにHTTPで提供されるコンテンツが含まれているようなものを「ミックスコンテンツ」と呼ぶ。ミックスコンテンツに対する扱いはブラウザごとにことなる。たとえばIE8であればミックスコンテンツに遭遇した場合には次のような警告ダイアログが表示される設定になっている。

ミックスコンテンツに対してIE8が出力する警告ダイアログ

ミックスコンテンツに対して警告ダイアログを表示するというのは妥当なところだが、少々煩雑でもある。IE8は毎回同じダイアログを出力するため、ミックスコンテンツが使われたサイトを訪れるごとに毎回毎回ダイアログをクリックすることになる。これに対処する方法がDisable Security Warning in IE 8 for HTTPS Web Pages - Digital Inspirationにおいて紹介されている。

インターネットオプションのセキュリティから「レベルのカスタマイズ」を選択

ミックスコンテンツの使用を有効にする

紹介されている方法はミックスコンテンツの使用を許可するというもの。インターネットオプションのセキュリティタブから「レベルのカスタマイズ」を選択。表示されるオプションの中から「その他」に分類されている「Webページが、制限されたプロトコルをアクティブコンテンツに使用することを許可する」を探し、この設定を「有効にする」を選択する。この設定を「ダイアログを表示する」にすればもとの動作に戻すことができる。

なお、ミックスコンテンツは開発段階でもなかなか煩雑で面倒なところがある。これを回避する方法のひとつにプロトコルリラティブURLという指定方法がある。たとえば「http://www.example.com/css/style20100222.css」なら「//www.example.com/css/style20100222.css」のように表記する。プロトコルリラティブURLの先頭に「http:」がつくか「https:」がつくかは、閲覧しているページのプロトコルに準じるようになる。これで問題は解決するわけだが、IE8ではCSSファイルのダウンロードが2回実施されてしまうという問題あることも知られている。