ジャン= リュック・ゴダール監督『女は女である』(1960年)/マルセル・チカノヴィッチ

東京国立近代美術館フィルムセンターにて、同館が所蔵する4万5千枚以上のポスターのうち、洋画配給会社・新外映がかつて所有していたフランス映画のオリジナルポスターを展示する「戦後フランス映画ポスターの世界」展が開催されている。

同展は、映画の宣伝媒体であるだけでなく、ポール・コラン、エルヴェ・モルヴァン、ルネ・ペロンといったポスター画家(アフィシスト)らのアーティストによるグラフィック作品として発展を遂げてきたフランスの「映画ポスター」を展示。

展示は、1947年にフランス映画輸出組合日本事務所(SEF)として設立された新外映配給会社が1963年に活動を停止するまでに配給した映画のなかから、ジャン・ルノワール『獣人』、マルセル・カルネ『悪魔が夜来る』、ルネ・クルマン『太陽がいっぱい』、ジャック・タチ『のんき大将脱線の巻』、ジャン・コクトー『黒いオルフェ』、ジャン=リュック・ゴダール『女は女である』といった世界的巨匠の傑作群のポスター64点に加えて、新外映が制作した日本版ポスター16点を紹介する。

なお、会期は第1期(2月14日まで)と第2期(2月17日から3月28日まで)までの2会期に分けられており、異なるポスターが展示されるとのこと。また、会期中には各種ギャラリートークも開催される。詳細はこちらより。

「戦後フランス映画ポスターの世界」展

会場 東京国立近代美術館フィルムセンター
会期 第1期:開催中、2月14日まで 第2期:2月17日から3月28日まで
開場 11時から18時半(入場は18時まで)
休館 月曜、2月16日(火)
入場料 一般200円、大学生・シニア70円、高校生以下無料