ラックは10日、RSAセキュリティのフィッシングサイト閉鎖サービス「RSA FraudAction」の販売代理店契約を締結し、同サービスの販売を開始した。

RSA FraudActionは、世界185カ国で10万サイト以上の閉鎖実績を有する、24時間365日対応のフィッシングサイト閉鎖サービス。RSAセキュリティのオンライン不正対策司令センター「AFCC(RSA Anti-Fraud Command Center)」が金融機関からフィッシングサイト出現の連絡を受けると、各国の法律・規制に精通したエンジニアが数十ヶ国の言語を駆使し、世界中の国々でホストされる不正サイトに対して適切な処置を実施することでフィッシングサイトの閉鎖を実現する。フィッシングサイトを早期に閉鎖することで、利用者がサイトに誘導される危険を低減できるほか、フィッシング対策ソフトとは異なり、専用ソフトの導入や利用者によるサイトの真偽の確認が必要ないのが特徴だ。

今回の販売代理店契約締結により、ラックは外部からの攻撃によるセキュリティ事故の予防や防御、検知、さらに事故が発生した場合の回復対応や原因分析といった従来から提供しているサービスにくわえてRSA FraudActionを販売することにより、より網羅的なセキュリティサービスを提供できるとしている。