国内最大手のSNS「mixi(ミクシィ)」を運営するミクシィは28日、住所や本名を知らないマイミクシィや、同じコミュニティのユーザーに年賀状を送ることができる「ミクシィ年賀状」のサービスを開始したと発表した。年賀状2通につき1本の苗木を植えるための費用を同社が負担する「mixi Green Project」も実施する。

「ミクシィ年賀状」のトップページ画面

「ミクシィ年賀状」は、住所や本名は受取人が"受け取る場合"に自ら入力、差出人に個人情報は伝わらない仕組み。

利用方法は、送り手が「ミクシィ年賀状」のトップページにアクセス。送りたいテンプレートを選択し、共通メッセージを記入。送りたい相手をマイミクシィやコミュニティのメンバーから選択し、内容を確認して決済処理(クレジットカード決済のみ)を行う。

決済処理を終えると、受取人のmixiマイページに「ミクシィ年賀状の郵送リクエストがあります!」とのメッセージが届き、年賀状の受け取りに同意した場合は住所や本名を入力。年賀状拒否することも可能で、拒否された場合は、送り手側の決済は成立しないようになっている。

2009年1月末までサービスを提供。2008年12月20日までに受け取りが確定した年賀状は、2008年12月25日までに投函。年賀状の作成・発注は2009年1月15日までとなっている。

年賀状の価格は、レギュラーテンプレートが98円、プレミアムテンプレートが130円・180円、広告入りのスポンサードテンプレートが48円となっている(年賀葉書代・印刷代・郵便代金・消費税込)。

デザインについては、「当初想定していた約100種類を大幅に超える、300種類を超える多彩な年賀状テンプレートを用意している」(ミクシィ)。

また、「紙をベースとした1年で1度の貴重なコミュニケーションの機会を大切にしながら、一方で使用した資源を少しでも還元したい」とし、年賀状2通につき1本の苗木を植えるための費用を同社が負担する「mixi Green Project」を実施。

苗木は、地球資源の有効活用と環境保全をめざす「MOTTAINAI」キャンペーンを通じて、ノーベル平和賞受賞者であるワンガリ・マータイさんが推進する、グリーンベルト運動に活用される。