日本IBMは13日、ストレージの仮想統合を実現する製品「IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー(以下、SVC) エントリー・エディション」を発表した。その名のとおりエントリーレベルの製品で、日本IBMでは「中堅企業に最適なモデル」と位置づけている。
SVCは、SAN環境に存在する多種多様なディスク装置を仮想的に統合し、1台のストレージに見立てて管理・運用することができる製品。他社製品を含む30種類以上のサーバー環境、150種類以上のディスク装置に対応する。
SVCを導入すると、現在使用中のディスクをそのまま仮想統合できるうえ、ディスク装置間でのデータ移行もサーバーやアプリケーションを中断させることなく実施することが可能。また、シンプロビジョンニング機能を備えており、論理容量を物理容量とは切り離して割り当てられる。
最小構成価格は782万4,075円。出荷開始は11月21日。