リコーは、同社が今年5月より提供しているコンシューマー向けWebサービス「quanp(クオンプ)」のクライアントソフト「quanp.on」が、日本産業デザイン振興会が主催する2008年グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。

quanpは画像/ドキュメント/音楽などさまざまなファイルをオンライン上の領域にアップロードしたり、特定のメンバーと共有したりできるサービス。領域を区切る「プレイス」やファイルが立ち並ぶような「3Dビュー」など、特徴的なインタフェースを持つ。

今回の受賞は同賞の「デジタルメディア」分類におけるもの。オンラインストレージサービスが受賞するのはこれが初めてだという。受賞にあたっては、「ファイル管理のためのGUIとして、新しい方向性の一つを示しており、その完成度も高い」という点が審査委員に評価された。

quanpはサービス開始以来、クライアントソフトだけでなくWebブラウザへも対応、Microsoft Officeとの連携を図るアドインツールや写真表示ウィジェットを提供するなど、サービスの拡充を進めている。同社では今後もユーザーの声を反映し、よりエモーショナルで使いやすいインタフェースの開発に取り組むとしている。