日本IBMは20日、AMDのOpteronクアッドコアプロセッサを搭載するブレードサーバ「IBM BladeCenter LS」シリーズの新製品として、従来モデルと比べ搭載ソケット数を2倍にした「IBM BladeCenter LS22」および「同LS42」を発表した。価格はLS22が31万5,000円から、LS42が105万円から。出荷開始は9月20日。
新製品は同社の独自技術でリモートメモリアクセスを高速化する「メモリーブースター機能」を搭載し、従来モデルと比べメモリの読み出しを96%、書き込みで60%高速化した。
搭載ソケット数の倍増とメモリーブースター機能により、従来のデュアルコアプロセッサ搭載機に比べてパフォーマンスが約20%向上したという。
LS42は「スナップイン機能」を採用。小規模な2ソケット構成で購入後、用途の拡大に合わせサーバの4ソケット化に対応できる。なおスナップイン機能は現時点では開発意向表明に留まり、正式な提供開始日は後日改めて発表する予定だ。
主な仕様以下の通り。
IBM BladeCenter LS22 | IBM BladeCenter LS42 | |
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CPU | AMD製OpteronクアッドコアBarcelona2300シリーズ 1.9または2.3GHz×2ソケット | AMD製OpteronクアッドコアBarcelona 8300シリーズ 1.9または2.3GHz×2ソケットまたは4ソケット |
HDD | オープンベイ/最大292GB | オープンベイ/最大292GB |
メモリ | DDR2 標準2GB/最大32GB | DDR2 標準4GB/最大64GB |
サポートOS | Windows Server 2008、Windows Server 2003、Red Hat Enterprise Linux 5、SUSE Linux Enterprise Server 10 | Windows Server 2008、Windows Server 2003、Red Hat Enterprise Linux 5、SUSE Linux Enterprise Server 10 |
価格(税込、最小構成価格) | 31万5,000円 | 105万円 |
出荷開始日 | 9月20日 | 9月20日 |