Coverity(コベリティ、本社:米サンフランシスコ)は、C#アプリケーションのシステム障害、メモリ破壊、またはパフォーマンス低下につながる可能性があり、修正を必要とする重大な欠陥を検出するツール「Coverity Prevent for C#(以下Prevent for C#)を発表した。

同社は、すでにC、C++、Java向けの解析ツールを販売しているが、今回のエンジンは既存の解析機能を新しい言語に拡張したものではなく、Microsoft .NET ベースのアプリケーションに合わせて設計・最適化された、全く新しい解析エンジンをベースにしているという。

Prevent for C#は、クラッシュ、パフォーマンスの低下、およびプログラムの誤動作の原因となるC#ソースコード内の欠陥を自動検出するほか、すべてのパスを解析し、可能なすべての実行ブランチを追跡するという。また、何百万行のコードも、数時間で解析可能としている。

出荷は7月を予定しており、価格は1年単位のライセンス販売だが、プロジェクトの大きさにより異なるという。

販売は直販のほか、パートナーであるVeriserveを通して行われる。