ネットジャパンと日商エレクトロニクスはこのほど、HP BladeSystem向けのディザスタリカバリソリューション「ShadowProtect Server Edition」の販売において、協業すると発表した。

ShadowProtect Server Editionは、Windowsに搭載されているVSS(Volume Shadow Copy Service)と協調することで、稼動状態のサーバをバックアップすることが可能なソフトウェア。OSを稼動したままオンラインでバックアップするホットイメージングと、OSをシャットダウンしてバックアップを行うコールドイメージングという、2種類のイメージング機能を搭載している。

「ShadowProtect Server Edition」のバックアップの履歴を示す画面

また、ファイル/フォルダ単位の復元、Windowsでの復元、Windows PEでの復元という3種類の復元機能や、コンソールによるバックアップジョブの一元管理、Windows Server 2003 x64 Editionのサポートなどの機能も搭載している。

同ソフトウェアは「NEC Express5800/ftサーバ」「富士通 PRIMERGY FT」「HP BladeSystem」に対応した専用エディションを揃えるが、今回、両社が協業を発表したエディションはHP BladeSystemで稼働するもの。現在、運用コスト削減や管理の一元化などの理由から異機種混在環境におけるブレードシステム採用の動きが強まっており、中でもHP BladeSystemは代表的なソリューションのひとつ。両社は、HP BladeSystem上で稼働するShadowProtect Server Editionを利用することで、バックアップの集中管理による人的コスト削減や、バックアップウィンドウの削減が可能となるとしている。