主要フレームワークを標準サポート

IntelliJ IDEA 7.0M1は以下のフレームワークに対応している。

  • Struts
  • JSF
  • JPA
  • GWT
  • Hibernate(7.0からの新機能)
  • Spring Framework(7.0からの新機能)

モジュール作成時のウィザードでどのフレームワークを利用するかを選択することができる(モジュール作成後に追加することも可能)。

図4: モジュール作成時のウィザードで利用するフレームワークを選択

この他にもプラグインを追加することでRuby on Rails開発に対応することもできる。それぞれのフレームワークについてどのような支援機能が提供されているかを見ていこう。

Struts/JSFによるWebアプリケーション開発を支援

IntelliJ IDEAではStruts、JSFによるWebアプリケーション開発をサポートしている。Struts、JSFのいずれの場合でも画面遷移をダイアグラムでビジュアルに表示することが可能だ。また、struts-config.xmlやfaces-config.xmlといった各フレームワークごとの設定ファイルについても内容に不正な箇所があればエラーとして表示されるため、間違いにすぐ気づくことができる。

図5: Strutsの画面遷移をビジュアル表示

図6: Struts Assistantビュー(struts-config.xmlをツリー形式で編集可能)

図7: faces-config.xmlの編集(NavigationタブではStruts同様画面遷移をダイアグラムで表示できる)

画面をビジュアルに作成するためのWYSIWYGエディタは搭載されておらず直接JSPのコードを編集していくことになるが、IDEAのJSPエディタは HTMLタグやカスタムタグの補完はもちろんのこと、Strutsのアクションパスやアクションフォームのプロパティ、JSFのマネージドビーンなどについてもコード補完やバリデーションもサポートするなど非常に強力な機能を備えている。

図8: Strutsで使用するJSPの編集(アクションフォームの補完が可能)

WebアプリケーションフレームワークとしてはStrutsやJSFに加えてRuby on Rails(別途プラグインのインストールが必要)やGWTにも対応している。