コグノスは、アコーディア・ゴルフが戦略的な情報活用の基盤技術として「Cognos 8 BusinessIntelligence(以下、Cognos 8 BI)」を導入、本社および全国120ヶ所を超えるゴルフ場で本格的な経営の"見える化"を推進していくことを発表した。

アコーディア・ゴルフは全国で120ヶ所以上のゴルフ場を運営する急成長企業。年間約10件のゴルフ場買収を計画しているほか、ゴルフ練習場とも連携し、技能の習得からコースでのプレーまでゴルフライフを一貫してサポートする「総合ゴルフサービス事業」も展開している。

同社では、2005年よりITに対する戦略的投資を進めており、各ゴルフコースでは独自に開発したゴルフ場向けパッケージソフトウェアを活用している。2006年4月には、日々蓄積されたデータを多面的に分析し、情報の有効活用を促進するためにCognos 8 BIを導入。2007年3月から段階的に運用を開始した。現在は次の5つの機能を利用し、経営の"見える化"を実戦している。

  1. 顧客情報活用 - ポイントカード情報をベースに顧客動向を集計分析し、ダイレクトメール発送の効率化などを図る
  2. 予算策定 - 年間の予算計画をベースに、ゴルフコース単位、事業部単位などさまざまな単位で利益計画を立案する
  3. 売上予実績管理 - ゴルフコースの売上日報をベースに売上実績を把握し、年間予算計画や前年実績と比較する
  4. 事業所損益 - 売上実績と経費実績を年間予算計画および前年実績と比較する
  5. 予約予実績管理 - 日々の予約実績をベースに来場人数予測などを行う

今後は、コグノスらと協力し、既存のシステムに対する経営/予算計画機能の追加や、モバイル端末への対応などを進めていく計画だという。