ごはんを炊くだけではなく、豚の角煮ローストビーフ、さらにはチーズケーキといったスイーツまでつくってしまう万能調理器具である炊飯器。この連載では、そんな炊飯器をとことん活用できるレシピを紹介していく。今回は、「牛肉の赤ワイン煮」。

牛肉の赤ワイン煮というと、フランス料理店の定番メニュー。牛肉を焼いて、コトコトと煮込んで…という手間のかかるこのメニューだが、今回は、「炊飯器を使うんだから、とことん簡単に! 」ということで、いきなり炊飯器で煮込んじゃいます。そんなズボラレシピではあるが、出来上がりは完璧! ほろほろと崩れるほどやわらかな牛肉と濃厚な旨み。家庭で作ったとは思えないような仕上がりだ。

炊飯器でつくる「牛肉の赤ワイン煮」

材料(2人分)
牛肉ブロック(モモ肉や肩肉など) 400g / 玉ネギ 1/2個 / 人参 1/3本 / ニンニク 1かけ / ローリエ 1枚 / ローズマリー 1本(今回はフレッシュを使用。ドライでも可) / 赤ワイン 200cc / 野菜ジュース 100cc / コンソメスープの素(固形) 1個 / 塩・胡椒 適量
バター 大さじ1 / 薄力粉 小さじ1.5

つくり方

  1. 牛肉は一口大に切り分け、しっかりめに塩コショウを振って下味をつけておく。

  2. 玉ネギと人参、ニンニクをみじん切りにする。

  3. 炊飯釜に1と2、ローリエ、ローズマリー、赤ワイン、水、野菜ジュース、コンソメスープの素を入れて炊飯ボタンを押す。

  4. 炊き上がったらマッシュルームを入れ、蓋をして保温状態で10分ほど置く。このとき、水気が多いようだったら何度か炊飯ボタンを押す。

  5. 室温に戻してやわらかくしておいたバターに小麦粉を加えて混ぜ、これを仕上げに加える。全体をよく混ぜて蓋をし、保温状態で10分ほどおいたら完成。

※炊飯器の機種によっては米の炊飯以外の使用を禁じているものもあるので、取扱説明書をチェックしてください。