前回はSiriの使い方をご紹介しましたが、もう使ってみましたか? 目に見えるところにないのでつい存在を忘れがちですが、使い始めるとなかなか便利。今回はSiriをもっと使いやすくするためにやっておきたい設定と、日常に役立つ活用法をご紹介します。

Hey Siriを設定する

Siriに何かを頼む場合は、まずホームボタンを長押しして呼び出す必要があります。が、手ぶらで呼び出す方法もあります。

設定を開き「Siri」をタップ

「Hey Siriを許可」をオンにする

「続ける」をタップ。表示に従って何度か声を出します

最後に「Hey Siri、私です」と言って完了

これで、iPhoneに向かって「Hey Siri」と呼べばいつでもSiriが起動します。「Hey Siri」は、ここで覚えさせた声だけに反応する仕組みになっています。

Hey Siriの活用法

「Hey Siri」は、ホームボタン長押しで呼び出すのとどう違うのでしょうか。手ぶらが便利な例をご紹介します。

「Hey Siri、タイマー3分」

調理中に手が離せなくても声だけでセット。キャンセルもできます

「Hey Siri、7時に起こして」

布団に入ってからアラームをかけ忘れたと気付いたときも、起き上がらずにセットできます

「Hey Siri、今何時?」

手が離せない、目が離せない時にも、声で読み上げてくれるので意外に便利

連絡先の情報を活用

iPhoneの「連絡先」は、Siriにとって大事な情報源。ここに必要なことをちゃんと入力しておくと、より便利に活用することができます。

電話番号にはラベルを付けよう

電話を開いて「連絡先」をタップ。編集したい人の名前をタップ

「編集」をタップ。「電話を追加」をタップすると、新しい電話番号欄が追加されます

番号を入力します。青い文字をタップすると「自宅」「勤務先」などのラベル(項目名)を変更できます

入力したら「完了」をタップ

これで同じ人でも番号を選んでSiriが電話をかけてくれます。

「○○さんのiPhoneに電話して」「○○さんの会社に電話して」で使い分け

住所があると経路検索が楽チン!

上記の手順で、住所も登録することができます。

「住所を追加」をタップで入力欄が出てきます。これも「自宅」「勤務先」などのラベルを選べます

住所が登録されました

「○○さんの会社までの経路」でマップを表示してくれます。時間指定も可能です

自分の情報も忘れずに

友人や仕事関係だけでなく、自分の情報も充実させておきましょう。

「連絡先」の「あ」の上に自分の情報があるのでタップ。「編集」をタップします

電話番号や住所などの他、登録しておくと便利なのが「関係と名前」です。

「関係と名前」をタップすると「母」という欄が追加されました。「i」をタップします

連絡先の一覧が表示されるので、その中から該当する名前を選択

さらに「関係と名前」をタップして欄を追加。父・きょうだい・配偶者なども入れられます

こうしておくと「お母さんに電話して」「お父さんにメールして」という言い方で頼めるようになります。

「お母さんにメールして」でSiriに分かってもらえます

また、自分の自宅や勤務先も(自分が使うことはなくても)入力しておくとSiriでできることが増えるので、おすすめです。

「会社から○○への経路」「家に着いたら○○するとリマインド」などの活用法も