【連載】

Google世代の整理術「デジタル情報整理ハックス」

41 「Googleデスクトップ」でEVERNOTEのデータも検索してしまう

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GoogleデスクトップとEVERNOTEを組み合わせると、デジタル情報を非常に効率よく活用することができます。ローカルファイルとウェブ上の情報を同時に検索できるGoogleデスクトップは、情報についてさまざまなことを教えてくれます。

よくある問題:実はGoogleで検索できていた

本連載の第36回で私は、次のような内容のことを書きました。

『データをGmail経由でEVERNOTEへ登録することで、弱点である検索機能を補うハックを紹介します。』

申し訳ありません。今やこのような「これはこれで面倒くさい」工夫は、まるで必要ありませんでした。

ライフハック:Googleデスクトップで検索しよう

EVERNOTEの中の単語も、Googleデスクトップで見事に検索できてしまうのです。

このように、EVERNOTEとローカルファイルの情報を同時に検索できる

したがって、Gmailを経由するなどという方法をとらなくても、Googleの検索能力を、EVERNOTEデータを対象に使うことができます。私はMacで試しただけですが、非常に便利に使えています。

Googleデスクトップを使い慣れている人からすれば、当たり前すぎる情報でしょうが、あえて付け加えておきますと、Googleデスクトップをインストールすれば、ホットキーで呼び出せます。

ホットキーを押せば直ちに検索を開始できるので、注意をそらされることもない

WindowsであればCTRL×2。Macなら、command×2です。もしも普段このホットキーをお使いでなければ、ぜひ今すぐ試してみてください。「ググる」ことの便利さを実感されている方なら、二度と手放せなくなるでしょう。

そして、ホットキーでGoogleデスクトップを呼び出して、そこからEVERNOTEのデータも一発検索する便利さになれてしまうと、これ以外のメディアにメモを保存する気に、とうていなれなくなります。

Gmailにすればいいじゃないか、という方もいらっしゃいますが、Gmailはローカルではちょっと使いにくいと、個人的に感じます。私の場合にはその他に、Gmailのラベル機能は階層化できないのも残念ですし、メールとメモを混ぜたくない、という気持ちも強いのです(一元化したい、と望まれる人も多いでしょう。この辺はもはや、認知の性向の違いです)。

ライフハック2:Googleデスクトップから調べる

もうひとつ、ここでついでに言及しておきたいのは、「ググる」のに「Googleデスクトップから」という習慣をつけておくと、何かといいことがあります。

脳科学者の茂木健一郎さんがテレビで、「現代の人はどちらかと言えば前倒しで生きていて、新しい情報へ情報へと突き進んでいる」という意味のことを指摘していましたが、私自身のもそのことをたびたび反省します。

Googleデスクトップは非常に便利なツールで、デスクトップ内でヒットした検索一覧を示すとともに、ウェブからの検索を選択することもできます。したがって、ローカルのHDDからもウェブからも「ググって」くれるわけです。

大事なのは、デスクトップ検索が優先的に示される点で、これのおかげで、たとえば以前、自分が検索したことのあるウェブクリップなども教えてもらえます。そうすると実に多くのことを、自分ですでに調べていると、気づかされるのです。

特に「新しもの好き」の人ほど、すでに知っていること、すでに見聞きしたものを軽く見てしまう傾向があります。これは感じ方の問題に近いので、それ自体をあまり問題視はできないのですが、すでに見聞きしたからと言ってよく知っているとは言えないし、まして身につけているとは言えないのは、いまさら言うまでもないことです。

しかし、どうしてもすでに見知ったことに注目させまいとする、人間の脳の機能のおかげで、私たちは「知らないこと」「未知のこと」「新情報」をありがたがってしまうのです。情報の価値としては、以前に示されたことの方がずっと有意義な情報だったとしても、「それはもう知っている」という一言で片付けてしまうのです。

デスクトップ検索から検索することが習慣になると、ネット上にあることよりも自分のローカルファイルの方に、ネタの材料や、役に立つアイデアが頻繁に見つかることがわかって、心強くなります。これはインターネットや最新の雑誌が役に立たないということではなくて、過去の自分も意外に「いい仕事」をしているという程度の話ではありますが。

まとめ

話を冒頭の、Googleデスクトップ+EVERNOTEの話題に戻します。 EVERNOTE内のデータを、Googleデスクトップから検索できるということになると、検索はGoogleデスクトップ一本に絞れば、デジタル情報は事実上一元化できたことになります。

インターネット、ローカルファイル、Gmail、そしてEVERNOTEに情報をとりためていけばいいのです。それらをシームレスにGoogleデスクトップから検索すればいいのです。

そして、Googleデスクトップで単語検索するよりも、もっとマニュアル的に検索したいときのために、フォルダ、ラベル、階層タグで整理しておけばよいでしょう。その他、検索対象がもっと絞られているのなら、アマゾンや楽天といった特定の対象に絞った検索データベースを持ったサイトを検索すればいいということになります。

徐々に私たちの情報環境は、特別な知識などなくても扱えるように、整備されてきていると思います。こう考えてくると本当に残るのは、アナログの情報と、しばらくたつと消えてしまう、一部新聞記事の情報だけになってきています。

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インデックス

連載目次
第54回 書評をコツコツ書き貯める
第53回 ブラウザで進捗管理
第52回 スキャンした雑誌・書籍の全文検索
第51回 異なる環境で同じブックマークを使う
第50回 電車の乗り換え情報をアレンジする
第49回 ブラウザのタブを整理する
第48回 電子ファイリングで雑誌をデジタル化する
第47回 DailyFeedでまとめてしまう
第46回 そこで忘れずにこれをする
第45回 タスク情報を整理する
第44回 Twitterの情報を整理する
第43回 情報と情報源
第42回 メールの整理を難しくする「心理」を納得させるテクニック
第41回 「Googleデスクトップ」でEVERNOTEのデータも検索してしまう
第40回 すぐに未読であふれるRSSリーダーをどうするか
第39回 EVERNOTEの階層式タグを使う
第38回 Webサイトの記事を一気に読む
第37回 情報整理と文書作成をひとつのツールで
第36回 EVERNOTEとGmailを組み合わせて強力な検索機能を使う
第35回 異なるブラウザでブックマークを同期する
第34回 フォルダ+タグの使い方の一例
第33回 紙copiNetで一気に大量にチェックする
第32回 PDFファイルは開きたくない
第31回 「情報ノート」をタスクリストとしても使いたい
第30回 あれとあれが一緒になれば
第29回 本で得た知識をまとめたい
第28回 IT時代の記憶術
第27回 中途でやめたサービスのデータは…
第26回 情報からアイデアを発想する
第25回 活用したいと思った情報を必ず活用する方法
第24回 ぼんやりした記憶を頼りに検索する
第23回 「とりあえずとって」おきたくなる原因
第22回 書籍もタグで管理する
第21回 「どうしてもとっておきたいエントリ」はどうするか?
第20回 よくある問題 ブックマークはもちろんしています
第19回 大事な情報に限って出てこない
第18回 連絡先情報をどうするか?
第17回 よくある問題 取っておいても読むチャンスがない
第16回 文字情報をとにかく貯めておく
第15回 英語サイトから情報を!
第14回 分類のされかたを研究する
第13回 ネットで気になる情報。とりあえずどうする?
第12回 タグ自体はどう整理する?
第11回 趣味で文具を買っていませんか?
第10回 情報は回遊させる
第9回 大事な情報はトスアップする
第8回 情報の一元化は超難題
第7回 よくある問題 メールの整理ができない!
第6回 ブックマークを同期する
第5回 よくある問題 RSSリーダーの中の大事な情報
第4回 「仕事用資料」の埋没を防ぐには
第3回 よくある問題 情報のタスク化
第2回 よくある問題 [あとで読む]でも読まなくなる
第1回 よくある問題「タグ」を扱う難しさ

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