【連載】

『Dropbox』のおさらい

6 履歴機能を使ったファイル復元 - うっかり削除・上書きのときに

    鈴木友博  [2009/12/02]

    うっかりファイルを上書き保存・削除した時に

    同期型オンラインストレージの『Dropbox』は、ファイルの履歴を管理する上でも優れている。例えば、Dropboxのフォルダ内にあるファイルを誤って削除してしまったり、間違った内容で上書き保存した場合にも、ファイルを元の状態に戻すことができる(図1)。

    図1 「Dropbox」では、Webブラウザからファイルの復元を行える

    Dropboxの復元機能では他のPCで削除したファイルや、共有フォルダにおいて他のユーザーが削除したファイルも復元が可能だ。さらに、「My Dropbox」内で更新したファイルは、上書き保存するごとに変更履歴が保持されているため、任意の日時における状態に戻すことができる。今回は、Dropboxのフォルダで削除・変更したファイルを復元する方法を紹介する。

    内容を変更したファイルを元に戻す

    まずは、「My Dropbox」フォルダ内で変更を加え、上書き保存したファイルを元の状態に戻す手順を見ていこう。⇒手順は図2~図5

    図2 「My Dropbox」内にあるファイルを右クリックし、メニューの<Dropbox>から<Veiw Previous Versions>を選択する

    図3 WebブラウザでDropboxのサイトが開き、ファイルの変更履歴が表示される。右側の「Preview」の箇所にある虫眼鏡のマークをクリックすれば、ファイルの内容を確認できる

    図4 復元するバージョンを選択して<Restore>ボタンをクリック

    図5 ファイルが履歴の状態に戻された

    このように、簡単にファイルを元の状態に戻すことが可能である。共有フォルダにあるファイルの場合には、変更したユーザーを確認しながらファイルを元に戻せる(図6)。また、最初からWebブラウザで復元手順を行うことも可能だ(図7)。なお、無料アカウントの場合は履歴が保持される期間が30日となっているため、それ以前の状態にはファイルを戻すことはできない。

    図6 共有フォルダの場合、誰がファイルを変更したかがわかる

    図7 ブラウザからファイルを元に戻す場合は、<▼>をクリックして<Previous versions>を選択して手順を進める

    削除したファイルやフォルダの復元

    続いて、「My Dropbox」から削除したファイルやフォルダを元に戻す手順を見ていこう。⇒手順は図8~図13

    図8 「My Dropbox」フォルダ内で右クリックし、メニューの<Dropbox>から<Show Deleted Files>を選択する

    図9 ブラウザでDropboxのサイトが開く。灰色のアイコンとテキストで表示されるのが削除したファイルとフォルダである

    図10 削除したファイルを復元する場合は、右側の<▼>をクリックして<Undelete>を選択する

    図11 確認のダイアログが表示されるので、<Undelete>ボタンをクリックしよう

    図12 削除したフォルダを復元する場合は、メニューの<Restore folder>を選択する

    図13 チェックボックスを利用して、複数アイテムを一気に復元することも可能

    なお、削除したフォルダはクリックして展開することができる。そして、フォルダ内にある一部のファイルだけを復元させることも可能だ。また、ファイルやフォルダを完全に削除したい場合は、メニューの<Permanently Delete>を選択すればよい(図14)。ただし、完全に削除したファイルは元に戻せないので注意が必要だ。

    図14 <▼>をクリックして、メニューの<Permanently Delete>を選択すれば、ファイルやフォルダが完全に削除される

    リネーム・移動したファイルを復元する

    「My Dropbox」内でファイル名を変更したり、サブフォルダにファイルを移動することもあるだろう。これらのファイルを履歴の状態に戻す際には、以下の点に注意しよう。

    例えば、ファイル名を「before.txt」から「after.txt」に変更すると、Dropbox上では「before.txt」というファイルが削除され、「after.txt」という新たなファイルが加えられたことになっている。そこで、履歴を見てファイルを元の状態に戻すには、削除された「before.txt」を表示した上で、その履歴からファイルを元の状態に戻す必要がある。

    同様に、サブフォルダにファイルを移動した場合には、親フォルダからファイルが削除され、サブフォルダに新たなファイルが加わったことになる。そのため、ファイルを元の状態に戻す操作は親フォルダにおいて行う。

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