【連載特別企画】

中小企業で今から始める無線LAN環境構築の基本

1 低コストかつ失敗しないアクセスポイントの選び方

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現代のビジネスは、インターネットとスマートデバイスが重要な役割を担うようになっている。社員の生産性を向上し、企業の競争力を強化するためには、無線LANが欠かせない。本連載では、3回にわたって無線LANのメリットと製品の選定ポイントを解説する。第1回では、“企業向け無線LANはコストがかかる”という誤解を解くとともに、無線LAN環境構築におけるコストメリットや製品選定について紹介したい。

敷設や整備にかかるコストが小さい

無線LAN(Wi-Fi)は、オフィスのネットワークを構築するための技術として、ごく標準的な存在になった。ノートブックPCがビジネスツールとしてあまねく普及したことに加え、スマートフォンやタブレットなどの新しいデバイスが活用されるようになって需要がさらに高まってきている。

とはいえ、無線LANをすでに導入しているのは大規模企業が中心だ。「企業向け無線LAN」というと、導入でも運用でもハードルが高いように見えるためか、特にIT専門の担当者を確保しにくい小規模企業では敬遠されがちのようである。ひょっとしたら、アクセスポイントという新しい機器が、高価に見えるのかもしれない。しかし、コストは総合的に検討すべきだ。

無線LAN最大のメリットは、もちろん「線がない」ことである。これは極めて重要な特長だ。

まず、LANケーブルを配線するコストが最小限で済む。通常の有線LANを敷設したオフィスの場合、席の移動や引っ越しなどがあると、カーペットをはがして配線し直す必要がある。こうした業者の作業費用は、決して安くはない。一方で、無線LANなら席がどこにあっても構わないため、自由に移動してよい。オフィスを引っ越しする際でも、作業は最小限で済む。

ビジネス向けアクセスポイントだからこそ実現できること

無線LANに対する懸念として、よく挙げられるのがセキュリティだ。電波の届く範囲が広いため、第三者が勝手に接続したり、通信を盗聴されたりするのではないかと恐れられているのである。

しかし、アクセスポイントに接続している端末は可視化でき、またユーザー認証も一般的に利用されているため不要な端末を追い出すこともできる。通信は強固に暗号化され、複数の「SSID」を活用すれば、さらにセキュリティは強化され、 “ネットワークの分離”も実現可能だ。たとえば、通常業務用の領域と経営者・経理部門しかアクセスできない領域を容易に分離できる。しかも、利用者の居場所はどこでもかまわない。自席でも会議室でも、どこからアクセスしても適切に振り分けられるのだ。

SSIDによってアクセスできるネットワークを分離することができる

こうした無線LANが標準的に持つセキュリティ機能を自前で実現しようとすると、相応の知識を持ったIT担当者の確保やセキュリティ対策を施すための労力とコストが必要になる。まして、家庭向けの製品でこれらの対策を実現するのが現実的ではないのがお分かりいただけるだろう。

ネットワークの分離に利用するVLANだけでなくIEEE 802.1Xなど、ビジネス向けのアクセスポイントには、家族向けの製品では実現できないセキュリティ機能が備わっている。ビジネス環境に最適なアクセスポイントを用い、無線LAN環境を構築することが、安価にセキュリティ対策を強化できる近道といえる。

高品質な企業向け無線LANを手ごろな価格で実現

いかに導入コストが安価に済むからといって、業務用途に家庭向けの無線LAN製品を選択するのはおすすめできない。多くて4~5人の家族がときどきインターネットへアクセスするために作られた機器が、10名以上のビジネスパーソンが常に業務利用するネットワークに適するはずがないからだ。

もちろん、技術的に接続することは可能だろう。しかし、「つながる」ことと「利用できる」ことには大きな違いがある。業務用のシステムやサービスを常にストレスなく利用できる環境を整えるためには、適切な投資が必要だ。

とは言え、優れた企業向け無線LAN製品が、手も出ないほどに高価というわけではないので安心してほしい。

ネットワーク製品市場で高いシェアをほこるシスコシステムズでは、高品質でありながら低価格で入手可能な小規模企業向けの無線LAN製品「Cisco Start エントリーモデル Cisco Wireless Access Point(WAP)シリーズ」を提供している。

中でもおすすめしたいのは、最新の「Cisco WAP 150」だ。企業向け製品の中では安価な部類だが、オフィス用途に必要な性能・機能が備わっており、不慣れでも扱いやすいWeb管理画面が用意されている。小型・軽量で、LANケーブルで給電できるPoEにも対応しているため、設置場所も選ばない。高速なIEEE 802.11ac規格をサポートしており、将来的なオフィスネットワークの高速化にも対応できる。

Cisco WAP 150
サイズ(高さ×幅×奥行き):3.8×135×135 mm(アンテナ内蔵)
重量:0.35㎏
電源容量:ピーク時9.5W、PoE(802.3af)で動作(PoE+にも対応)

1台のCisco WAP 150には、30台の無線LANデバイスを接続し、ストレスなくネットワークを利用することができる。家庭向けの製品であれば、30台のデバイスを接続できたように見えても、ネットワークをまともに利用できるのは一部に限られる。

下の動画は、Cisco WAP 150と家庭向け無線LANアクセスポイントの性能を比較したものである。実験のため50台のPCを接続し、動画を再生してみると──その差は歴然だ。

次回は、ネットワークの「管理性と安全性」に注目し、無線LANのメリットとCisco WAP 150の魅力をさらに深掘りしよう。

Cisco WAP 150

本稿で紹介しているCisco WAPシリーズはエヌ・ティ・ティレゾナントが運営する「NTT-X Store」で購入が可能だ。

詳しくはこちら >>

(マイナビニュース広告企画:提供 シスコシステムズ、エヌ・ティ・ティレゾナント)

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インデックス

連載目次
第3回 企業の成長を支える「拡張性」に富んだアクセスポイントの選び方
第2回 管理・運用が「楽」で「安全」なアクセスポイントの選び方
第1回 低コストかつ失敗しないアクセスポイントの選び方
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