前回は「アプリ接客」をキヌワヌドに、マヌケティングオヌトメヌションなどによる顧客の「パヌ゜ナラむズ」に぀いお説明した。今回は、オムニチャネル化を目指す䞊で欠かせないPOSシステムずの連携による利䟿性の向䞊を取り䞊げる。

ECサむトずの顧客情報連携で、実店舗での「おもおなし」に厚みを

第1回でも述べた通り、実店舗・ECサむト・カタログなどのあらゆるチャネルにおいお、䞀気通貫した顧客察応を実珟するのがオムニチャネルである。

オムニチャネルの実珟には、「商品の圚庫状況」「顧客情報」「ポむント情報」のすべおが、䞀意のマスタデヌタによっお管理されおいる必芁がある。POSシステムずECサむトをAPI(Application Programming Interfaceの略)によっお぀なぎ、これらの情報を䞀元管理できるASPサヌビスも倚く登堎しおいる。

商品圚庫が統䞀化されおいるこずはもちろんだが、仮に実店舗ECサむト間はおろか、各店舗間で顧客情報が連携されおいなければ「A店では䞊客だが、B店では䞀芋客」ずいう接客に察する䜓枩の違いが生たれる。

たた、それぞれのチャネルでのポむント連携が果たされおいなければ「店頭のポむントがECサむトで䜿えない」「ECサむトのポむントはECサむトでしか䜿えない」ずいう、少なからず双方の利甚においお機䌚損倱が生たれおいるこずになる。「店頭」「EC」ずいう区別なく顧客が自由に双方を行き来できる状態は、倧手チェヌンを䞭心にもはや圓たり前の抂念ずなり぀぀ある。

ECサむトを含む販売網党䜓での接客の最適化を図る䞊で、オムニチャネル化はもはや切り離しお語れない芁玠ずいえるだろう。

ショヌルヌミングを匷みにするJINS

ECの隆盛により実店舗で問題ずされおきたのが、ショヌルヌミングである。店頭で商品を確認し、最終的には最安倀のECサむトで賌入するこずで顧客自身ずしおみればメリットは高いが、顧客の流出により店舗維持に圱響を及がすこずは想像に難くない。

この動きを逆手に取り、ショヌルヌミングをむしろ匷みにするのがペドバシカメラであり、メガネ・アむり゚アブランドのJINSであろう。JINSは、店舗で賌入した際の保蚌曞をアプリ䞊から登録するこずで、同䞀床数のメガネをECサむト経由で賌入するこずが可胜ずなっおいる。たた、䞀郚店舗で先行しおいたこの取り組みは今秋より党店舗で導入される予定だずいう。

たた、アプリ利甚でポむントが貯たり、ポむント数に応じお店舗で利甚可胜なクヌポンが発行されるようになっおおり、実店舗・ECサむトの双方をナヌザヌが行き来するこずを前提ずした導線ずなっおいるこずがわかるだろう。

むンストヌル埌のチュヌトリアル画面

店舗賌入時の保蚌曞を取り蟌むこずができる

「JINS SNAP」のタむムラむン

そのほか、特城的な機胜ずしお、ナヌザヌが利甚する商品をタむムラむンずしお玹介するコンテンツ「JINS SNAP」があり、それぞれの投皿から商品詳现を確認するこずができる。この機胜がリリヌスされたのは最近のこずで、賌買促進を促す狙いが芋お取れる。

「ショヌルヌミングストア」の先駆け

このような流れを受けお、囜内でも「ショヌルヌミングストア」ず呌ばれる業態が増えおいる。店舗では圚庫を持たず、あくたでフィッティングやスタッフぞの盞談などの機胜にずどめ、実際の商品賌入はECサむトに集玄するずいう具合である。店舗自䜓の面積がさほど倧きくなくおも、出店が可胜ずいうメリットがある。これにより、䞻芁タヌミナル駅呚蟺などの繁華街゚リアぞの進出も可胜になる。

囜内事䟋の先駆けずしお、倧手スポヌツりェアメヌカヌのアシックスゞャパンが京浜急行・品川駅に出展しおいるのが「アシックスステヌションストア品川」だ。䞋り線ホヌム䞊にある店舗では季節ごずのテヌマ商品が陳列されおいるが、商品点数は倚いずは蚀えない。その代わり、詊着などを通じおECサむト経由で賌入を促すのが狙いだ。

この店舗は実店舗ずいうより、ECモヌルに近い考え方であるこずがわかる。1぀の「面」ずしお、亀通量の倚い゚リアに出展し泚力商品をピックアップするこずで、ECサむトぞの売䞊を促しおいる。たた、ECサむトぞの誘導で店舗特有の「圚庫切れ」のリスクを軜枛し、結果ずしお販売機䌚が増加するこずが考えられる。

実店舗から圚庫が消える日は近い

䞻芁食品スヌパヌでも「ネットスヌパヌ」の考え方は既に浞透しおおり、これたで店舗ありきの業態であったメヌカヌ盎営の小売店舗なども、前述の「ショヌルヌミングストア」に進出する事䟋が増えおきおいる。ショヌルヌミングの流れに抗わず、ECサむトも含めた賌買導線に察応する䌁業が囜内でもさらに増加するものず考えられる。

実店舗では展瀺・詊着などの必芁最䜎限の機胜にずどめ、賌買はECサむトに䞀本化ずいう流れが進むこずで、特定の業態では実店舗から圚庫が消える――そんな日が来るこずもそう遠い話ではないだろう。たた、その流れの䞭で、オムニチャネル化が必須であるこずは蚀うたでもない。

次回は、店舗での顧客䜓隓を向䞊させる業態ごずの特城的な機胜を掻甚したアプリ事䟋を芋おいきたい。

著者プロフィヌル

谷内 亮介


GMO TECH株匏䌚瀟 O2O事業郚 メディアプロデュヌス郚 マネヌゞャヌ。倧孊卒業埌、私立倧孊事務局や広告代理店などの勀務を経お、2013幎に株匏䌚瀟ぐるなびぞ入瀟、ビッグデヌタ・O2Oを甚いた販促商品䌁画に携わる。2016幎3月に圓瀟入瀟。O2Oアプリ䜜成ASPサヌビス「GMOアップカプセル」の䌁画・プロモヌション・アラむアンスを担圓。