日々忙しく過ごす社長のカバンの中には、どんなものが入っているのでしょうか? 本連載では、各分野で活躍する会社の経営者が愛用するカバンと、必携アイテムを紹介していきます。今回は、四季の森どうぶつクリニックメディカルスキンケアセンター 犬の皮膚科専門獣医師の平川将人 院長。
四季の森どうぶつクリニックメディカルスキンケアセンター 犬の皮膚科専門獣医師 平川将人 院長
犬の皮膚病治療のスペシャリスト。2002年に宮崎大学獣医学科を卒業後、2009年に「四季の森どうぶつクリニック」を開院。2014年には犬の皮膚科専門動物病院としてリニューアルし、2020年には東京サテライトクリニックと犬の行動診療科を開設。日本全国のペットを救うため、オンライン診療も積極的に取り入れ、皮膚病に悩む多くの飼い主に寄り添い続けている。
■平川将人 獣医師の「カバンの中身」
1.スマートフォンスタンド
SNS素材を撮影するため、出先で良い景色に出会ったらすぐ撮影ができるように持ち歩いています。角度を自由自在に調節できて、丁度良い高さにスマホを固定できるので気に入っています。獣医師ですがインスタグラムの投稿やリール動画も作っています。
2.スマートフォンと充電ケーブル 携帯は2台持ち
個人スマホはXperiaで、背面にはスマホリング兼スタンドの「ももスティック」を。3段階調節が可能で何度でもつけ外しができるので長年愛用しています。Galaxyは仕事用で、カメラの性能が高く色がきれいに映るので動画撮影をする時に使っています。
3.口腔ケアセット
職業柄、至近距離で人と話す機会が多いので清潔感を大切にしています。
4.ハンドクリーム、龍角散ののどすっきり飴、絆創膏
皮膚科獣医師なので自分自身もきれいな肌でいなければ説得力がないと考えていて、手の乾燥ケアのためにハンドクリームを常備しています。
また、1日に多くの人と話しますし不定期でセミナー講師を務めることもあります。喉の調子は万全にしておきたいので話す前に『龍角散ののどすっきり飴』を舐めることがルーティーンになっています。
絆創膏は万が一の時のために常備していますが、意外と人の役に立つ場面があって喜ばれます。
5.カードケース
3つの会社を設立してクレジットカード・金融カード・行政カードなどカード類が増えたため、財布とは別で管理するようになりました。
6. キーケース、名刺入れ
キーケースや名刺入れは大切なものなので自分のテーマカラーであるオレンジを選びました。自宅の鍵は、海外メーカーのログハウス調の家を建てたら、ゲームに出てくる魔法の鍵のようになりました。毎日見るたびに面白いなと思っています。
皮膚病に苦しむペットを救いたい
平川さんが院長をつとめる四季の森どうぶつクリニックメディカルスキンケアセンターは、犬の皮膚病のみを治療する、全国的にも数少ない専門病院です。
目指すは、症状の緩和ではなく、根本的な再発予防。人間の皮膚科・スキンケア・免疫などの医学と、野生動物の生態・進化に精通する獣医師が「遺伝・体質を総合的に評価し、治療する」という、まったく新しいアプローチで治療を行います。
2009年に愛知県で創業、現在は東京サテライトオフィス、全国往診とオンライン診療を組み合わせ、全国で活動しています。
「皮膚の弱いペット(柴犬とハスキー)と暮らした経験があり、この経験から皮膚病改善には『医療』だけでなく『ホームケア』も非常に重要であると感じていました。特に『従来のシャンプーでは落ちない汚れ』に着目し、とにかく自らの手で皮膚病の犬をたくさん洗ってスキンケア療法を探求してきました」と、平川さん。
この経験から、オリジナルスキンケア商品「Medicareシリーズ」を開発。また体質改善を目的としたサプリメント「plusシリーズ」も開発し、注目されています。ハイブリッド型診療スタイルにすることで多くの飼い主と犬を救うだけでなく、生産性の向上にもつながっています。
自身のスキンケアも大切にする平川さんならではの、気づかいと専門性が詰まったカバンの中身も印象的でした。