ソフトバンクロボティクスは20日、業務用清掃ロボット事業に参入し、その第1弾としてBrain Corp.の自動運転技術を活用した搭乗式スクラバー(床洗浄機)を発売することを発表した。販売開始予定は2018年夏。

自動運転技術を活用した搭乗式スクラバー

今回、ソフトバンクロボティクスが発売するスクラバーは、SoftBank Vision Fundが投資しているBrain Corp.の自動運転技術(Brain OS)を搭乗式スクラバーに搭載し、自律走行で床洗浄を可能にしたもの。

Brain OSを搭載したスクラバーは、初期設定として清掃エリアを手動運転することで地図を作成し、清掃ルートを記憶する。

記憶した後はスタートボタンを押すだけで、構築した地図データをもとに、複数のセンサーが周囲をスキャンして人や障害物を避けながら清掃ルートを自律走行するという。

同社が2015年より法人向けに提供を開始したPepper for Bizは、小売やレストラン、ホテル、病院など幅広い業界で接客ロボットとして活用されている。今回、接客ロボットの次の領域として業務用清掃ロボット事業に参入し、Brain Corp.の自動運転技術などを活用しながら、清掃業界の課題である慢性的な人手不足の解決に取り組んでいくとしている。