エムソフトは、同社のWindows用テキストエディター「EmEditor」最新版となるEmEditor V17.2.2を公開したことを公式ブログで発表した。対応OSは、Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10、およびServer 2008。日本語のほか、チェコ語、オランダ語、英語 (英国)、英語 (米国)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語、ロシア語に対応。30日間の試用後にはライセンスの購入が必要となるが、年間サブスクリプションが4,800円、永久ライセンスが18,000円となる。詳細は、同社購入ページに記述してある。
エムソフトが提供する「EmEditor」は、高速性や拡張性ある機能から定評のあるテキストエディターで、メモリの使用を抑える本体内蔵のファイルコントローラを用いて最大248GB(または21億行)という巨大なファイルも開けるビッグデータ対応、C++、Java、HTML、Perl、Pythonほか20言語の強調表示や正規表現などのコーディング対応、プライングによる拡張性と実に多くの機能を搭載する。
なかでも汎用性の高いCSVファイルに特化したCSVモードは、区切り文字の縦並べ、カラムだけの箱型選択や指定行ソートなどExcel要らずとも評される機能。新バージョン17.2では、選択されたセル枠の右下のフィルハンドルをドラッグするだけで、値を上下、左右にコピー。連番数字を2個以上選択してドラッグすると連番入力する「オートフィル」。そして、ボタンひとつで現在のセルと他の列とを比較、明白なパターンを検出すると列全体に反映する「フラッシュ フィル」が新機能に加わった。
公式サイトに新機能のわかりやすい動画があるが、無数にある個別の"氏名"をボタン一つで"氏名様"へと変更できる様子は、圧巻。多数のデータを扱う部署などでは、この機能だけも効率的な業務運用に貢献しそうだ。