ソニーネットワークコミュニケーションズは10月24日、マルチキャリアMVNE事業者として、NTTドコモ回線に加え、ソフトバンク回線の取り扱いを開始した。MVNEとは、Mobile Virtual Network Enablerの略語で、ネットワーク接続や課金など、MVNO事業を支援するサービスを提供している事業者を指す。

MVNO事業者に向け、ソフトバンクとNTTドコモの回線を提供

ソニーネットワークコミュニケーションズは、2013年からMVNE事業者として、NTTドコモのLTE/3Gネットワーク回線を利用したデータ通信サービスを、MVNO事業者に提供してきた。今後はMVNO事業者に向けて、NTTドコモ回線のほか、ソフトバンク回線も取り扱う。

新サービスとして、MVNO事業者に、ソフトバンクのSIMロックがかかっているiPhone、iPadでもロック解除不要で使えるSIMカードを供給する。このほか、ソフトバンクのOTA(Over The Air。無線通信を利用して端末に情報を送信する)機能を利用し、実店舗での店頭即日開通や、ユーザー自身でMNP開通作業ができる仕組みを提供する。