NECは10月19日、2017年11月3日と4日に東京湾岸エリアで開催されるスポーツ大会「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2017 アジア パシフィック」に、顔認証を活用した「ボランティア支援サービス」を提供することを発表した。

同サービスは、ボランティアの募集から当日、履歴管理までの一連のボランティア業務に関する円滑な運営を支援するもの。管理者がボランティアの募集画面を作成する際、ボランティア参加者の要望や保有スキルなどをヒアリング項目として自由に設定し、役割に必要な経験やスキルをマッチングすることで、適材適所の配置を実現する。

ボランティア募集サイト作成画面

ボランティア参加者は、募集中のボランティア確認から応募登録、当日の役割・スケジュール確認、受付に使用するQRコード表示、管理者からの通知受信、アンケート記入、経験履歴の管理まで一連の作業をマイページ上で行うことが可能。管理者は、マイページを通じて参加者への説明会の案内や当日の連絡などをに通知できる。

また、大会では、ボランティア登録に必要な顔画像や基本情報をマイナンバーカードのICチップからスマートフォンのアプリを活用して読み取り、本人情報として登録。大会当日は読み取った顔画像と、受付に設置されたカメラで撮影した顔画像とを照合する実証実験を行う。カメラの前で立ち止まることなく歩きながらの顔認証を実現することで、確実でスムーズな本人確認を実現できるという。

マイページトップ画面

マイナンバーカード利用イメージ

なお、大会当日はボランティア受付終了後、受付ブース内に歩きながらの顔認証を実現する入退管理システムの体験コーナーを設置する。