米オラクルは9月20日(現地時間)、クラウドサービスの購入方法や利用形態を改善するプログラムを発表した。同発表は、経営執行役会長 兼 CTOのラリー・エリソン氏がライブイベントで行ったもの。

同社は、新プログラムを「クラウドサービスの購入方法や利用形態を改善し、簡素化するもの」としている。

新プログラムには、「Bring Your Own License(BYOL)」と「Universal Credits」が含まれる。

「Bring Your Own License(BYOL)」は、同社の既存製品のライセンスを「Oracle PaaS」に持ち込むことを可能にするプログラム。これまで、同社のオンプレミス製品のライセンスを「Oracle IaaS」に持ちこむことが可能だったが、今回、既存製品のライセンスの持ち込みの範囲が拡大した。

「Universal Credits」は、契約を1つ結ぶだけで、「Oracle Cloud」から「Oracle Cloud at Customer」まで、今後発表される新サービスも含めてOracleのPaaSおよびIaaSのあらゆるサービスを無制限に利用することを可能にするプログラム。

同プログラムでは、サービスのアップグレードや拡張、データセンター間での移動にも対応するほか、利用するPaaSやIaaSサービスの切り替えも可能だという。

新プログラムは「Oracle Cloud」および「Oracle Cloud at Customer」を対象としており、「Universal Credit」およびPaaSへのBYOLは9月25日より利用可能。