ナビタイムジャパンは7月28日、iOS向け観光ガイドブックアプリ「鎌倉 NAVITIME Travel」にて、チャットボットによる「レコメンド」機能を提供開始したと発表した。
「鎌倉 NAVITIME Travel」は鎌倉を旅行や観光で訪れる方をターゲットに、ナビタイムジャパンが独自に取材した鎌倉の観光・グルメ・お土産・宿泊施設などの約400件のスポット情報や、オリジナルの観光情報記事を配信する観光ガイドブックアプリ。チャットボットをUIの1つに採用し、「Mr.NAVITIME」との会話のやりとりから簡単におでかけスポットを検索できる。
同アプリでは、これまでユーザーの「何か食べたい」などの質問に対して1件のスポットを回答していたが、本機能では、チャットボット検索履歴を学習し、ユーザー1人ひとりの嗜好に合ったおすすめスポットや他のユーザーが検索した関連スポットを提案できるようになった。
本機能は同社独自のスポット情報・検索ログを活用した学習データ生成システムとマイクロソフトのクラウドプラットフォーム Microsoft Azure、そしてAIテクノロジーを活用したレコメンデーションサービスである「Cognitive ServicesのRecommendations API」を併用することで実現。
同社ではユーザーからの一方的な検索だけでなく、アプリ側からのレコメンドによって、よりインタラクティブな「対話」を可能にし、ユーザーに寄り添った旅の提案を行うことを目指すとしている。