島津製作所は、透視画像処理技術を搭載し、ネットワーク機能を強化したX線TVシステム「FLEXAVISION HB package eXceed edition」と「FLEXAVISION FD package eXceed edition」を発売した。

X線TVシステム「FLEXAVISION HB package eXceed edition」

同製品は、画像の各画素ごとに検出した被写体の動きに合わせてノイズを低減する透視画像処理技術と、その処理をリアルタイムで高速に行う新開発のハードウェアを搭載しており、被写体の動きによる残像感の少ない透視画像の取得が可能になったという。また、X線信号から画像濃度を自動調整する機能の最適化により、X線量はそのままに現行製品との比較で最大15%厚い被写体を透視可能となった。さらに、医用デジタル画像や通信に関する国際標準規格DICOMに従ったネットワーク機能を強化したシステム運用を実現した。

これにより、ユーザーは用途や院内での運用方法に合わせて、速写機能に対応するワイヤレスFPDやCRカセッテ、フィルムも使用可能なFLEXAVISION HB package eXceed editionとI.I.デジタルラジオグラフィ専用のFLEXAVISION FD package eXceed editionを選択できるようになる。

なお、販売価格は2,850万円~(税別、システム構成により異なる)。