Goのマスコット「Gopher」by Renée French

Goプロジェクトチームは7月13日(米国時間)、「Toward Go 2 - The Go Blog」において、次期メジャーアップグレードバージョンとなる「Go 2」へ向けた基本計画を発表した。どのような問題を解決することを目指してGo 2へ向かっていくのか、実際にどのような工程でGo 2のリリースへと進めるのかを説明している。

Goは登場直後は大きな話題を集めたが、その後あまり注目されなくなってしまった。しかし、Goは確実に開発を重ね、Googleをはじめいくつものプロジェクトで採用されていった。現在では、企業システムの開発においても重要なプログラミング言語になりつつあり、特に2016年後半辺りから露出を増やしている。今後も利用の増加が見込めるプログラミング言語とみられてる。

Goプロジェクトチームはこれまでの開発経験や運用経験から問題点を洗い出し、Go 2で解決したい項目として挙げている。しかし、すでにできあがったこのGo 1のエコシステムを崩すことは避けるべきであるとし、現在のGo 1に徐々にGo 2の機能をマージしながら、Go 1との互換性を維持しつつGo 2の機能をゆっくり取り込んでいくとしている。最終的には、Go 1.20のリリースをGo 2.0に置き換えるなどして、スムーズなリリースを目指すとしている。