パナソニックおよびパナソニック システムソリューションズ ジャパンは4日、道路、橋梁、ダム、鉄道、エネルギーなどの各種インフラ設備に対して、ロボティクスと画像処理技術を活用したインフラ点検サービス「Smart Image Sensing」の提供を開始することを発表した。

インフラ点検サービス「Smart Image Sensing」の概要(出所:パナソニックWebサイト)

同サービスは、昨今の労働人口減や高齢化による点検・保守にあたる要員確保の課題を解決すべく、同社がこれまでに開発してきた撮像デバイスと最新の画像処理技術を活用し、インフラ点検の測定結果を「可視化」して測定データの「収集・管理・提供」を行うもの。

堅牢性などを特長とする業務端末群と連携させる事で、スムーズな点検業務を支援し、さらにパナソニックの全国約70ヶ所に展開するフィールドサポート網を活用し、高所などの「危険エリア」や、大きな労力を必要とする「広域エリア」での点検業務の省力化もサポートする。

具体的なサービスメニューとして、水中Rov.点検サービス / インフラ設備撮影サービス / 4K画像活用構造物点検サービス / ドローン点検支援サービス──という4点のインフラ点検サービスを2017年度内に順次開始するとしている(水中Rov.点検サービスは既に開始)。

今後は、各業界に合わせた「業務別サービスパッケージ」の提供拡大を図るとともに、撮像画像を活用したAIによる分析を通じた「異常検知」、「予兆監視」サービスへと展開する予定だとしている。